@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:02000014, author = {コーニツキー, ピーター and ビアンキ, アレッサンドロ}, journal = {日本研究, NIHON KENKYŪ}, month = {Sep}, note = {2021年に、オックスフォード大学のボドリアン図書館で不思議な文書一枚が発見された。それは英文の石高付大名リストで、先頭に説明書きが付いている。このリストは、平戸にあったイギリス商館の館長リチャード・コックスが、1614年12月10日付の書簡で言及し、同日にロバート・セシル=初代ソールズベリー伯爵に送ったものだ。宛先がイギリスの東インド会社でなく、むしろ国王秘書長官と大蔵大臣を兼任し、イギリスの国政を牛耳っていたソールズベリー伯爵になっていることは興味深いが、伯爵が既に死亡したというニュースがまだ平戸まで届いてなかったことは明瞭だ。  リストの表紙になっていた部分の裏側にはコックス自筆の文章があるが、本文は別人筆。本稿では、同リストを分析し、その執筆者を突き止め、説明書きにある英ポンドと日本の一石との交換率の問題を考察し、最後に当時の日英関係上における本文書の意義を探る。}, pages = {167--184}, title = {<研究資料>江戸初期の英文武鑑}, volume = {67}, year = {2023} }