@book{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:02000210, author = {佐藤, 亜聖}, note = {日本における石造物造立の画期は13 世紀である。その背景には硬質石材である花崗岩の利用を可能にした「矢穴技法」という技法が,中国から伝来したことが挙げられる。この技法の起源は中国浙江省寧波であると考えられ,実際寧波地域には日本の矢穴と同じ形態の矢穴が多くみられる。ただし寧波以外の地域の矢穴がどのような形状をしていたかが不明であったため,本稿では中国各地の矢穴資料の検討を行った。その結果,華北地域では溝状の痕跡を残す大型矢穴が多用されていたこと,福建省では深さの深い矢穴が使用されていたことを確認した。いずれも寧波地域のものとは形状が異なるが,中国の矢穴に関する研究は非常に少なく,更なる資料の蓄積が必要である。}, publisher = {国際日本文化研究センター, International Research Center for Japanese Studies}, title = {<第1部 石材考古学の最前線>考古学に見る採石・加工技術} }