@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000453, author = {小林, 善帆}, journal = {日本研究}, month = {Mar}, note = {本稿は、植民地朝鮮の女学校・高等女学校と、そこにおけるいけ花(「花」)、茶の湯(「茶」)、礼儀作法(「作法」)をはじめとする日本の伝統的文化の受容実態を明らかにし、さらに植民地台湾との相互参照を加え、植民地間の共通点、相違点を認識した上で、そのありようを検討することから植民地朝鮮の存在を考えた。, 女学校・高等女学校については、日本人を主にした学校、朝鮮人を対象とした学校(キリスト教主義・私立を含む)、「内鮮」共学の学校に分けた。, 元来、高等女学校における位置づけとして、「作法」は厳しく、「花」「茶」はほんの一通り習うというのが本来のあり方であった。しかし植民地朝鮮において、朝鮮人を対象とした高等女学校や「内鮮」共学であった高等女学校では、特に「花」「茶」は日本人としてあるために取り入れられている。それは植民地台湾の台湾人を主とした高等女学校においても同様である。, しかし朝鮮と台湾の相違点もある。台湾では、作法室を一軒家としてつくり、日本家屋を再現した上で「作法」を教え、和服を着せ「作法」を教えた。いっぽう朝鮮では、作法室にも和服にも特にこだわりはなかった。朝鮮では、家事と「作法」「花」「茶」を一連のものとする捉え方をしており、アイデンティティはむしろ「作法」ではなく家政のあり方に求められていたといえる。}, pages = {207--237}, title = {<研究資料>植民地朝鮮の女学校・高等女学校といけ花・茶の湯・礼儀作法}, volume = {47}, year = {2013} }