@book{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00005149, note = {序 パックス・アメリカーナの下での京都学派の哲学 / 酒井直樹 ; 高橋原訳 一 「西洋」対「日本」 二 谷崎潤一郎におけるポストコロニアリズム 三 東洋精神の表現者としての京都学派哲学 四 文明論的転移の陥穽 五 西洋の誕生 六 日本占領政策と京都学派 七 普遍主義の比較研究へ 1 「近代の超克」と京都学派 「近代の超克」と京都学派 : 近代性・帝国・普遍性 / 磯前順一 一 絡み合った言説 : 西洋とアジア 二 モダニティの内部と外部 : 外部性の探求 三 「近代の超克」と「世界史の立場と日本」 : 現在性をいかに発話するか 四 普遍性の両義性 : 帝国と植民地 五 他者と暴力 : 身体の深みから 座談会「近代の超克」の思想喪失 : 近代とその超克をめぐる対立 / 藤田正勝 一 はじめに 二 座談会「近代の超克」が目ざしたもの 三 「思想喪失」の放談会 四 他者としての「近代」 五 自己としての「近代」 六 下村寅太郎の「近代」 七 座談会「近代の超克」が果たしたもの/果たさなかったもの 西谷啓治と近代の超克(一九四〇―一九四五年) 一 世界における日本の再配置 二 脱亜入欧する日本の精神 三 科学的世界観の相対化 四 近代を超克する論理 2 三木清と帝国の哲学 : 普遍性をめぐって 東亜共同体論と普遍性をめぐって : 主体的技術論序説 / 酒井直樹 一 再帰性としてのアジア 二 東亜共同体のアポリア 三 国民の人種化 : 国体の戦前・戦後 四 人種概念の変遷 五 人種主義進展の歴史 六 人種主義を歴史化するために 「近代の超克」と「中国革命」 : 戦後日本思想史における二つのモメント / 孫歌 一 「近代の超克」という座談会の問題性 二 発掘の方法 : 竹内好の認識論 三 「中国革命」 : 対極においての近代 四 毛沢東の思想 : 中国革命の政治性 五 ふたたび竹内好 : 近代の超克から中国革命へ 3 「近代の超克」と「世界史的立場と日本」 : 帝国の役割 「近代の超克」思想と「大東亜共栄圏」構想をめぐって / 鈴木貞美 一 なぜ、今日、「近代の超克」を問うのか 二 デモクラシーがファシズムを裁く : 東京裁判史観 三 螺旋運動というレトリック : 丸山真男「超国家主義の倫理と心理」 四 突然変異説 : 丸山真男「日本の思想」 五 二重性論の限界 六 結び 同化あるいは超克 : 植民地朝鮮における近代超克論 / 金哲 一 「日本人になること」 二 朝鮮・日本の地方化 三 「東洋人は東洋人同士で仲良く生きていくだろう」 四 「近代の超国」と普遍としての東洋 4 総合研究 : 日本における西洋近代の経験 近代との格闘 : ジェイムズ・カズンズと日本・インド・脱植民地の文化 / ゴウリ・ヴィシュワナータン ; 三原芳秋訳 西洋の針路の喪失/東漸の終焉と脱ヨーロッパ化 / ヘント・デ・ヴリーズ ; 茢田真司訳 一 「ヨーロッパ的なもの」と「脱ヨーロッパ化」 二 「人生」・「運命」・「自由の奇跡」 三 「近代の超克」 四 資本再び 五 復讐と赦しの循環の回避 「西側」近代性に対する抵抗と、「東洋的」沈潜への誘惑と / 稲賀繁美 一 二階建てモデルと「東洋」のジレンマ 二 媒介者の命運 三 トポスとしての全体と自己犠牲 四 異質性と同質性のあわい 五 山崎闇斎と竹内好 六 哲学の主体は西欧世界の独占か 七 両大戦間の東西思想論争 八 人間性の倫理への疑問 九 聖書と論語 一〇 浄化思想の反復脅迫 一一 「個」と「全体」の循環、あるいは霊の再生 一二 Disorientation of the Orient 東洋を見失って? : 結論 あとがき : 討議の後で / 磯前順一 執筆者紹介}, publisher = {以文社, 国際日本文化研究センター}, title = {「近代の超克」と京都学派 : 近代性・帝国・普遍性} }