@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000554, author = {モートン, リース}, journal = {日本研究}, month = {Mar}, note = {本論は、「近代日本文学にみられる恋愛観」についての研究プロジェクトの一環である。「恋愛」の調査には、文学に描かれる女性像、男と女の関係の変遷を考察し、それにともなって浮き上がってくる家族の姿、そして文学的産物としての主観、文学の主題・構造・人物描写の一部としての「内面性」という概念の変遷も見ていく必要がある。そこで、近代になってから構成された人情本というジャンルに重点を置いて、近代の歩みの中で、人情本観というものがどう変遷して行ったかをたどるために、戦前と戦後の人情本評論家と編者の著作を検討してみた。さらに『娘節用』、『春色玉襷』、『春色江戸紫』などといった代表的な人情本の実例を検討して、「前近代的(プレモダン)」な人情本と「近代的(モダン)」な恋愛小説という二つのジャンルの関係を探ってみた。}, pages = {259--291}, title = {<共同研究報告>十九世紀末における恋愛文学の編成 : 人情本から小説へ}, volume = {37}, year = {2008} }