@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000563, author = {園田, 英弘}, journal = {日本研究}, month = {Sep}, note = {グローバリゼーションのもたらす「時間距離の短縮」は、地理的関係に規定された問題まで解決するわけではない。「東アジア」諸国は地理的に近接し、「発展」の仕方のちがいが、それぞれの内部にモザイック模様をもちつつも相互関係をますます密接にしている。これをモザイック・ユニットと呼ぶ。今日の「東アジア」の動きの核心をなす中国経済の繁栄の理由については、長期的スケールにおいての分析が必要であり、これまでの日本近代化論を点検しつつ、「後発者のフリーハンド」という観点を提出する。他方、今日では、各国内に社会や文化の分裂が進行する傾向もグローバライズしている。そのような状況をふまえるなら、「文明」間の対話の前提には、今日の「東アジア」各国のモザイク状態、異質の問題群が「構造化」している状態をよく認識することが必要である。}, pages = {121--138}, title = {<国際日本文化研究センター創立二十周年記念特集>(続) 東アジアのモザイック・ユニット : グローバル時代の新しい視点}, volume = {36}, year = {2007} }