@book{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00005802, note = {はしがき / 小松 和彦 目次 序章 異人論を再考する : その可能性を探る / 山 泰幸 1   異人論の時代 2   異人論の問題構成 3   本書の構成 4   他者表象の問題 第Ⅰ部 異人を問うフレーム 第1章 現象学から見た異人論 : 雰囲気の異他性と民俗文化 / 梶谷 真司 1   現象学と民俗学 2   理論的基礎としてのシュミッツ現象学 3   異他性というテーマ 4   雰囲気の異他性からとらえた民俗世界 第2章 異人論の問題構図 : 小松異人論とジンメル異人論 / 浜 日出夫 1   異人論の問題構図 : 神・貨幣・異人 2   ジンメルにおける〈神・貨幣・異人〉 3   異人の行方 第3章 現代社会における知人の発達と異人の物語 / 阪本 俊生 1   現代社会と異人 2   社会の境界線の問題 3   現代社会における境界について 4   「知人」の社会と異人 第4章 ドイツ民俗学における異人論 : フォルクとフレムデを越えて / 法橋 量 1   出発点としての他者 2   伝統社会における異人 3   労働者という異人 4   現代における異人体験 第Ⅱ部 異人をめぐる表象 第5章 メディアの〈共同体〉と〈他者〉表象について : アフター・テレビジョン時代に向けての覚え書き / 石田 佐恵子 1   「彼ら」としての他者 : 対としての他者表象 2   異人としての〈他者〉 : 他者化のプロセスと〈他者〉の多重性 3   ニュースショーにおける〈他者〉化 : 事件・事故報道を題材に 4   アフター・テレビジョン時代におけるメディアの〈共同体〉 第6章 帝国日本映画における朝鮮/映画へのまなざし / 梁 仁實 1   「朝鮮劇」のなかの他者 2   朝鮮/映画の本格的移入 3   大東亜共栄圏のなかの朝鮮/映画 4   見えない「異」をいかに可視化するか 第7章 異「人」化する妖怪言説 : 「正体探し」と「異界殺し」 / 飯倉 義之 1   「異人」としての「妖怪」 2   妖怪の〈正体〉をめぐる言説 3   「あいつら」の妖怪化 : 妖怪の〈イメージ〉と〈正体〉 4   妖怪の「あいつら」化 : 「異界」「異人」を排除する世間 第Ⅲ部 異人をめぐるフィールド 第8章 ストレンジャー体験と愛着の位相 : はざまに立つことの意味 / 菅 康弘 1   ストレンジャーの位相 2   〈旅〉の終りの乖離と生成 3   ずれとはざまから : 愛着の諸相 4   〈旅〉の語り・〈住〉の語り、あるいは〈他者〉の語られ方 5   空間を場所化する 6   逆接と両義性からの胎動 第9章 異人論から見た韓国の巫俗 : ソウルの村祭りを中心に / 浮葉 正親 1   村祭り(マウル・クッ)の現場から 2   「まれびと」としての万神 3   「異人」としての万神 4   村祭り(マウル・クッ)と「貨幣」 第10章 うわさ・託宣・反乱 : 想像上の西洋人と膏取り一揆 / 橘 弘文 1    想像上の異人としての西洋人 2     好奇心・疑惑・攘夷 3    うわさの発生とひろがり 4     横倉山の託宣 5     反乱の方法 第11章 殺された異人の〈顔〉 : 〈異人論〉における「倫理」の問題 / 山 泰幸 1    はじめに 2    〈異人論〉の問題構成 3    言説の主体、言説の対象 4    「貨幣」のディスクール 5    「死霊」のディスクール 6    昔話「こんな晩」 7    〈声〉の不在 8    「死者」の〈顔〉と倫理 補論 異人論の時代 / 小松 和彦 ; 山 泰幸(聞き手) あとがき / 山 泰幸 索引 執筆者紹介 奥付}, publisher = {ミネルヴァ書房}, title = {異人論とは何か : ストレンジャーの時代を生きる} }