@book{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00005958, note = {序章 文化としてのテレビ・コマーシャル / 山田 奨治    1 CMは文化になりうるか    2 70年代末から80年代の転換 第I部 CM史を組み替える 第1章 テレビCMのメディア史 : ノンフィルムCMの成立と衰退 / 高野 光平 1 CMメディアの歴史と多様性 2 一社提供と生CM 3 スポット・PT・案内番組のノンフィルムCM 4 ノンフィルムCMの衰退 5 ノンフィルムの盛衰から見えること 第2章 日本の外タレCMの質的変化 : スター・イメージ"借用"から"逸脱"へ / 谷川 健司 1 日本独自のCM文化としての"外タレCM" 2 時代区分とその背景としての洋画の受容状況 3 各時期におけるケース・スタディ 4 結論 第3章 テレビ黎明期のCMアニメの実態 : ビデオコレクション「TCJの歴史」を手がかりに / 吉村 和真 1 アニメ史の空白 2 ビデオコレクション「TCJの歴史」について 3 アニメ史研究におけるCMアニメとTCJ 4 TCJのCMアニメの実態 5 コレクションから見える展望と課題 第II部 CMの読み解き方(1) : 日常生活の表現 第4章 「的確な誤読」への依存 : テレビ・コマーシャルに見る健康の科学 / 柄本 三代子 1 科学で消費する/させる 2 機能性飲料コマーシャル登場の背景 3 ヘルスクレイム未満のヘルスクレイム以上 : アミノ酸系飲料の例 4 いったい何が燃焼されるのか? 5 科学イメージの消費 第5章 CM中の生活財を読む : 描かれたライフスタイルと現実の物質文化 / 朽木 量 1 はじめに 2 社会科学における物質文化研究 3 物質文化研究をめぐる民族学・考古学的視点 4 組織概念とCM研究 5 CMデータベースにみる家庭の描かれ方の分析 6 CM映像表現におけるモノの使われ方の分析 7 まとめ 第6章 車への「まなざし」の変遷 : ACC賞受賞作品1960~1998の車両CMをみる / 山下 典子 1 テレビCMと車両をめぐる密な関係 2 車両広告の先行研究と本章の目的 3 数値でみる車両CMの「画面」と車両の普及 4 CMはなにをみせ、なにを語ったのか 5 「車」から「クルマ」というブランドへ 第7章 広告がつくる「経験」 : 市場化の力と生きられたコミュニケーション / 君塚 洋一 1 広告の表現様式 2 「市場化」の力と、経験をつくるコミュニケーションを検証する : CM評価テストより 3 芸術社会学の視点 : 経験をつくるコミュニケーションをとらえる 第III部 CMの読み解き方(2) : 自然環境の表現 第8章 自然と広告 : 情報文化としての「自然描写」の意味と「自然」「環境問題」を表現する映像技法 / 関谷 直也 1 広告の素材としての「自然」と広告のテーマとしての「環境問題」 2 CFにおける映像素材としての「自然描写」の意味 3 CFのテーマとしての「環境対策」 4 「環境」の表現技法と「問題」の表現技法 : 狭義の「環境広告」の映像技法の特徴 5 情報文化としての「自然描写」の意味と「自然さ」「環境問題」を表現する映像技法 第9章 走る動物 : 従属と恐れの空間 / ミヒャエル・フリットナー(翻訳 香坂 玲) 1 はじめに 2 1960~1970年代テレビCMにみる動物 3 1980~1990年代にかけての多様化 4 ハムスターの車輪のなかで 5 結論 第10章 テレビ広告のなかの環境・自然・アイデンティティ / アンダース・ハンセン(翻訳 山田 奨治) 1 広告と自然 2 構築された「自然」 3 広告などのメディアでの環境と「自然」 4 自然、アイデンティティ、そしてノスタルジア 5 自然とナショナル・アイデンティティ 第IV部 アジアのCM 第11章 社会意識の壁 : 過去10年の中国における広告の受け手の研究 / 黄 昇民・陳 素白(翻訳 山田 奨治) 1 中国の広告市場の急速な発展とテレビCM 2 中国都市部の視聴者の広告への態度 3 社会意識の鏡 第12章 韓国のテレビ・コマーシャル文化 : 日本との比較から見えてくる個性と交流 / 李 珦淑 1 韓国のテレビ・コマーシャル文化の個性 2 日本からの影響がいかに現れているか 3 文化交流史としての視点をもとめて 第V部 CMの保存と公開 第13章 広告アーカイブスとオンライン・サービスの構築 : 韓国広告情報センター / 全 俊九・金 相俊(翻訳 金 炳辰) 1 韓国の広告業界 2 CMの保存と公開 3 広告アーカイブスについての意識調査 4 広告アーカイブス構築のプロセスと課題点 5 著作権問題 6 ADICでの著作権対策 7 ADICの状況 第14章 CMの保存と公開をめぐる討論 / 高野 光平 ; 谷川 建司 ; 丸茂 巧 ; 金 相俊 ; 赤間 亮(司会) 第VI部 講演の記録 ・ある視点から : CM草創期における「日本天然色映画(株)」(要旨) / 図師 三千男 ・POPするCM : 世の中への弾じけ方を追う(要旨) / 山川 浩二 ・CM製作における人間学 / 大林 宣彦 国際日本文化研究センター共同研究会「コマーシャル映像にみる物質文化と情報文化」活動記録 執筆者・翻訳者紹介 コラム1 映画からテレビCMまで : 映画製作者から映像製作者へ / 小川 順子 コラム2 「小劇場運動」から見たCM / ジャン=クリスチャン・ブーヴィエ(翻訳 飯田 伸二) コラム3 サントリーのCMと洋酒文化 / 呉 咏梅 コラム4 キャラクターを売る・キャラクターで売る / 白石 さや コラム5 商用CMと賞用CM / 難波 功士 コラム6 テレビ・コマーシャルにとって音楽とは? / 葉口 英子 コラム7 熱帯雨林の映像をめぐるオーディエンスの南北差 / 香坂 玲 コラム8 古典芸能を使った名作CM / 赤間 亮 コラム9 "黒髪の金髪好き"のゆくえ / 眞島 亜有}, publisher = {世界思想社}, title = {文化としてのテレビ・コマーシャル} }