@book{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00005962, note = {はしがき / 鈴木 貞美 ; 岩井茂樹 序説「わび」「さび」「幽玄」 : この「日本的なるもの」 / 鈴木 貞美 1 新たなジャポニズムのなかで 2 「日本的なるもの」をめぐって 3 もうひとつの「日本的なるもの」 4 「わび」「さび」「幽玄」の誕生 5 今日の「わび」「さび」「幽玄」 6 1934年の「日本精神」論 7 1935年の「日本的なるもの」 8 戦後との連続性 9 東山時代の文化 10 芸術論という窓 11 仮説的な見取り図 第1章 「芸術」概念形成、象徴美学の誕生 : 「わび」「さび」「幽玄」前史 / 鈴木 貞美 2 「芸術」「美術」「美学」 : その概念編成史の概略 3 「芸術」「美術」「美学」 : その成立をめぐって 4 東洋的ロマン主義 5 『新古今和歌集』の表現論 6 「象徴」の価値転換 7 象徴主義受容 : 島村抱月の場合 8 「自然主義」をめぐって 9 「自然主義」の終焉 10 象徴主義の受容 : 岩野泡鳴の場合 11 霊肉合致というテーマ 12 わがロダン 13 生命の表現 14 ヨーロッパの生命主義 15 岩野泡鳴と筧克彦の日本主義 16 結び 第2章 芭蕉俳諧は究極の象徴主義? 野口米次郎が開けたパンドラの箱 / 堀 まどか 1 はじめに 2 1914年、英国で語られた芭蕉と象徴主義 3 日本での少年期、米国での青年期 4 日本の象徴主義移入の時代 5 終わりに 第3章 芭蕉再評価と歌壇 : 「生命の表現」という理念 / 鈴木 貞美 1 はじめに 2 太田水穂の出発 3 牧水と夕暮 4 いのちの歌人 5 斎藤茂吉 対 太田水穂 6 芭蕉研究会 7 芭蕉再評価の意味 8 短歌における虚実 9 東洋と日本、伝統と前衛 10 前衛短歌の脈動 11 端倪すべからず 第4章 「幽玄」と象徴 : 『新古今和歌集』の評価をめぐって / 岩井 茂樹 1 『新古今和歌集』の現在 2 「幽玄」という語について 3 『新古今和歌集』評価の変遷 4 『新古今和歌集』はどうして「幽玄」と評されたのか? 第5章 能はいつから「幽玄」になったのか? / 岩井 茂樹 1 能と「幽玄」の現在 2 「幽玄」への道程 : 能との結合における5つの要因 3 何が能を「幽玄」にしたのか? 第6章 茶道の精神とは何か? : 茶と「わび」「さび」の関係史 / 岩井 茂樹 1 茶道の美的概念 2 茶道の根本概念 3 「わび」「さび」への道程 : 結合における3つの要因 4 茶道の「わび」「さび」化 第7章 伝統・抽象・モダン : 堀口捨己と「美」のイデー / 西村 将洋 1 建築家のポエジイ 2 変奏される「分離」「抽象」概念 3 「わび」「さび」のアクチュアリティー 4 「非難される可き建築」の可能性 5 透谷文学賞の建築家 第8章 庭園をめぐる「わび」「さび」「幽玄」 : 1930年代における「幽玄」を中心に / 片平 幸 1 はじめに 2 前近代の作庭書における「わび」「さび」「幽玄」 3 明治期の庭園論 : 前近代からの継承と断絶 4 1920年代半ばから1930年代へ : 外部からの視線 5 1930年代の言説における「わび」「さび」「幽玄」 6 コンドルという原点の創出と江戸批判 7 江戸批判の形成 8 結語 第9章 日本庭園の「わび」「さび」「幽玄」はどう外国に紹介されたか / 山田 奨治 1 日本庭園は「わび」「さび」「幽玄」なのだろうか 2 「わび」「さび」「幽玄」はどう翻訳されたか 3 概念変遷の個別検討 4 まとめ : 日本庭園と「わび」「さび」「幽玄」の翻訳 参考文献 人名索引 あとがき / 鈴木 貞美 ; 岩井 茂樹}, publisher = {水声社}, title = {わび・さび・幽玄 : 「日本的なるもの」への道程} }