@book{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00005994, month = {}, note = {序にかえて / 山折 哲雄 第I部 環境と文明 : 21世紀における日本の役割 文明研究ブロジェクト・公開シンポジウム(読売新聞社共催) 平成14年5月11日(土)パネリスト レスター・ブラウン/梅原猛/日高敏隆/山折哲雄/園田英弘(コーディネーター) [挨拶]日本文明に課せられた宿題 / 山折 哲雄 [基調講演]エコ・エコノミー : 地球のための経済を構築する / レスター・ブラウン 反対運動からヴィジョン創造へ 環境は経済の一部か、経済が環境の一部か シュメール文明の消滅に何を学ぶか 中国経済が告げる西洋型成長モデルの限界 ビジネス・チャンスとしての風力発電 風力発電で水素も燃料に すでに始まっている水素型経済 日本における風力発電の可能性 世界をリードする日本のソーラー・セル あるカーペット・メーカーの挑戦 ローカル化するエネルギー経済 市場価格は環境的真実を反映していない 持続可能な経済をどうつくるか [パネル・ディスカッション]エコ・エコノミーがつきつけた問い 日本的パターン・アジア的パターンの可能性 動物行動学から見た人間の不思議 共生と循環の縄文文明 温暖化で氷が解けると何が起こるか 国境を超えた水不足の問題 人類の営みを自省する時代 [論文1]内なる環境、未知との共存 / 濱田 陽 1 転換論と修正論 2 「地球の顔」の読み取り方 3 ブラウン=ロンボルグ 4 内的環境  内的環境の重要性  外的環境と内的環境  内的環境の研究 5 インターレリジアス・エクスピアリアンスと「道の経験」 6 未知との共存 7 ライブ・トーク : レスター・ブラウンの内的環境  多言語で紹介される『地球白書』  ブラウン氏は宗教をどう見るか  ブラウン氏はどのような先祖をもっているか  ブラウン氏の活動はどこからくるか  ワシントンDCという町  環境問題と日本  ブラウン氏が影響を受けた小説と科学者 [論文2]環境「大惨事」か、単なる「問題」か : 環境の異教審理とロンボルグの意義 / アレキサンダー・ベネット 日本を埋め尽くす環境問題 レスター・ブラウンとの対話 ロンボルグはなぜ環境保護論者を批判するのか 温暖化は「大惨事」か「問題」か 環境保護論者からの容赦ない反撃 「ロンボルグ批判」の批判的検討 誰をどこまで信じるべきか [論文3]環境と農業をめぐるグローバリズム時代の文明間関係 : レスター・ブラウン予測を批判的に継承する / 金子 晋右 1 問題の所在 2 世界の環境を食い尽くすのは中華文明か、それともアメリカ文明か?  ブラウン予測再考  食料需給についての経済学的検討  アメリカ文明における農業 3 大陸中華文明と海洋中華文明の構造 4 大陸文明から海洋文明への転換を 5 結びに代えて : 森林文明の導入と文明間の融合に向けて 第II部 新しい文明の創造のために 文明研究プロジェクト・軽井沢夏季研究集会 平成16年8月21日(土)~22日(日)出席者(50音順) 伊東俊太郎/今谷明/金子晋右/川勝平太(1日目・司会)/園田英弘(2日目・司会)/角山榮/アレキサンダー・ベネット/安田喜憲/山折哲雄 〈1日目〉第1節 日本文明における「強い歴史」とは : 山折哲雄氏の問題提起をめぐって 「強い歴史」に基づく新しい文明観・歴史観 日本史における2度の長期平和 エコロジカル・レリジョンとエコ・シンカー 「考古学的」年代と「歴史学的」年代 環境史、文明史、個人史の統合を パクス・ヤポニカの本質とは 経済史における「文明」の問題 第2節 「文明の交流史観」はどこへ向かうか : 伊東俊太郎氏の問題提起をめぐって 文明は交流しつつ生成する 切り離せない「文明」と「環境」 開かれたアイデンティティー 地球文明圏のための3条件 文明交流のプラスとマイナス 個人の具体的生き方から見えてくるもの 「交流」の意義をめぐって 「共生」と「共死」 第3節 稲作漁撈文明のエートスに何を学ぶか : 安田喜憲氏の問題提起をめぐって 文明の原点は命の交換 稲作漁撈文明と畑作牧畜文明 「美と慈悲の文明」の提唱 縄文日本丸の屋台骨 大塚久雄批判をめぐって 北緯40度線の文明交流 文明論におけるインド的問題 梅棹文明論をどう読むか 日本の経済史研究の到達点 第4節 現代文明の危機をどう見るか : 園田英弘氏の問題提起をめぐって レスター・ブラウンとロンボルグ 「文明の骨格」のある世界・ない世界 化石燃料文明としての現代文明 産業革命はエネルギー革命だった 核心はCO2からH2Oへ 自然調和的科学技術への転換 アイゼンシュタットの軸文明論をめぐって 日本文明における「超越」の問題 近代文明を規定する深層意識 〈2日目〉第一節 日本は「パクス・ヤポニカの文明」を開けるか : 川勝平太氏の問題提起をめぐって 海洋東アジア発・海の文明 「土民革命」から明治維新へ 美の文明としてのパクス・ヤポニカ 「職分」の概念をめぐって 明治維新はなぜ無血だったか 自然は恐怖の対象か畏敬の対象か \n第二節 日本文明は世界平和のために何を発信できるか : 角山榮氏の問題提起をめぐって もてなしの文化としての茶の湯 ヨーロッパのライフスタイルを変えた茶の文化 世界に発信する日本のホスピタリティ 文化の発信と押しつけの分かれ目 日本文明の3つの特徴 「精神革命」の21世紀的意義 食は文化を規定する 茶道の精神に見るスノビスム 自然に対する美意識の起源}, publisher = {NTT出版}, title = {環境と文明 : 新しい世紀のための知的創造}, year = {2005} }