@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000602, author = {金, 仁徳}, journal = {日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要}, month = {Oct}, note = {今日の在日朝鮮人の文化は明らかに移住の歴史から出発した。朝鮮人の移住は徹底して日本資本主義経済の必要によったものであった。そして朝鮮人は日本社会の最下層民として編入され、帝国主義日本の民衆と生活を共にした。, 在日朝鮮人が造成した朝鮮村は朝鮮人の"解放区"であった。日本語もよく分からないまま、昼間の労働に苦しんだ朝鮮人が夜になり戻ってきた時、何の気兼ねもなく、休むことができる場所がまさに朝鮮村であった。朝鮮村では地縁と血縁的相互扶助がよくなされていたので、生活上の便宜と就職を簡単に得ることもできた。, このような在日朝鮮人の大多数は労働者であった。したがって彼らの文化は日本の大都市の労働者文化の普遍性と共に、日本の中の朝鮮人文化として規定することができる。少数のインテリは多様な日本の文化的な体験をし、彼らが同化的文化を牽引していた中枢勢力であった。また、在日朝鮮人の文化・芸術活動においては留学生の役割が大きかった。, 結局、在日朝鮮人の文化は民族的・同化的要素と共に共生的部分までもある程度含みながらも、日本の中の朝鮮人文化として存在したのである。}, pages = {151--170}, title = {<研究ノート>戦前の在日朝鮮人社会の文化様相に関する研究}, volume = {33}, year = {2006} }