@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000608, author = {梅, 定娥}, journal = {日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要}, month = {Mar}, note = {「満州国」(一九三二―一九四五)の特殊な政治環境の中で、作家、特に中国人作家は、日本や「満州国」とどのように関係していたのか。作家古丁は、日本語に堪能で、「満州国」文壇の中で中心的な人物であった。本稿は、大東亜文学者大会と三つの作品をめぐって、このような古丁の「大東亜戦争」への協力姿勢を究明する。, 大東亜文学者大会をめぐる言論を見ると、古丁の「大東亜戦争」への積極的な協力は第二回大東亜文学者大会の時になってからである。彼は国策に沿って書いた三つの小説、「新生」「下郷」「山海外経」の中にそれぞれ「民族協和」「聖戦完遂」「鬼畜米英」のモチーフをあらわした。一方、古丁は、作家として後れた「満州国」の中国人の精神を高めようとする啓蒙性も捨てていない。古丁の中に、中国人に対する啓蒙の姿勢と「大東亜戦争」への協力とが統一されている。}, pages = {119--148}, title = {古丁と「大東亜戦争」 : 大東亜文学者大会と三つの作品をめぐって}, volume = {32}, year = {2006} }