@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000610, author = {森田, 登代子}, journal = {日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要}, month = {Mar}, note = {近世、京都の庶民階層は大嘗会、新嘗祭、即位儀礼の情報を町触れから逐一得ていた。天皇家祖先への神祭りである大嘗会では忌避されたが、公的な就任儀礼である天皇即位儀礼では庶民の拝見が許可された。入場券代わりの切手が男性一〇〇人女性二〇〇人に配られ、禁裏内、日華門近くで拝見した。即位儀礼を感涙にむせびながら厳粛に拝見する民衆もいれば、遊楽と見紛う行為も見られた。大嘗会や新嘗祭、譲位、即位儀礼、入内が布告されるたび、火の始末、鐘撞や芝居上演禁止など日常生活への拘束がともなったが、天皇に関する行事が庶民の関心を呼んだことは間違いがない。}, pages = {181--203}, title = {近世民衆、天皇即位式拝見 : 遊楽としての即位儀礼見物}, volume = {32}, year = {2006} }