@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000627, author = {小川, 順子}, journal = {日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要}, month = {Oct}, note = {二〇〇四年夏、東京国立近代美術館フィルムセンターは、映画『武士道』(一九二六)をロシアより発見した。この映画は日本初の日独合作映画と報道された。映画の中には、「ハラキリ」や「芸者」、「吉原」といった、古い日本のイメージがモティーフとして描かれている。発見された映画『武士道』についての紹介を見ると、「国辱映画」として位置づけているものがあった。いわゆる、「ハラキリ」や「芸者」、「吉原」などの日本文化像は、「国辱」であると位置づけているのである。確かに、このようなイメージを用いて、日本や日本人を描いている外国映画(とりわけ欧米の映画)は、多数見受けられる。しかし、そのようなイメージを、日本人自身が引き受けて、自国の紹介に利用している側面がないであろうか?本稿では、当時の資料を探り、現在語られているものとの比較を行った。そして、映画『武士道』について考察することを通じ、現在になって再発見された過去の映画を、どのようにアプローチするかという、研究自体の再検討の必要性が浮き彫りになったと考えている。}, pages = {235--255}, title = {<研究ノート>映画研究の再検討 : 再発見された『武士道』の位置づけを例にして}, volume = {31}, year = {2005} }