@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000629, author = {アイオン, H. A.}, journal = {日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要}, month = {Mar}, note = {明治期、大正期、昭和前期において、日本の教育、文化、社会に大きな影響を与えた欧米プロテスタント宣教師たちの活動の中から、三つの事例を挙げて論じる。1.明治初期、カナダ・ウェスレアン・メソジスト教会から派遣されたG・カックランは、日本近代化の唱道者の一人、中村正直の家塾・同人社で教え、東京における初期キリスト教徒のグループ小石川バンド結成の土台を築いた。同じく、派遣宣教医師のD・マクドナルドは、静岡における教育と医療活動に大きな成果を上げ、静岡バンドの形成に尽力した。2.英国国教会牧師のW・ウェストンは、明治中期から大正前期に三度にわたり来日、伝道の傍ら日本アルプスを踏破、スポーツとしての登山活動を日本に誕生させた。また、日本アルプスをその著作を通して欧米に紹介した。日本人と日本の自然美を愛した彼の個人的な努力は、その後の日英の文化交流の発展に貢献した。3.S・ヘーズレットは、英国聖公会宣教協会宣教師として明治三三年来日、各地で伝道を行い、昭和八年日本聖公会主教会議長に就任した。日中戦争以後の日英関係の悪化とともに彼の立場は次第に困難となり、ついに投獄にまで至る。明治以後に展開された宣教師時代の終焉を示す象徴的な出来事であった。}, pages = {21--32}, title = {十字架の喜びと苦難 : 外国人宣教師が日本に与えた影響に関する三つの事例研究}, volume = {30}, year = {2005} }