@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000654, author = {山田, 奨治}, journal = {日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要}, month = {Dec}, note = {杉山登志は、〈作家〉性を帯びた最初のCMディレクターだと評価されている。この論文は、杉山の資生堂向けCM作品のいくつかを紹介し、彼が不可解な自殺を遂げた後に〈作家〉として評価されていった、時代背景の解明を試みた。, そこからみえてきたことは、CM作品に対する〈作家〉性の付与が、CMの地位向上のための運動、そして新技術によって引き起こされた業界の収支の悪化という時代背景のもとに、進行したことであった。, 杉山はカメラの視線を、テレビの前にいる「受け手」に置いていた。杉山が〈作家〉性を帯びる流れのなかから、「受け手」という主体が、完全に見落とされてきた。杉山が〈作家〉性を備えたことは、CM制作における突出した個人をクローズアップさせ、CM文化における「受け手」の位置をみえにくくさせてしまった。, いま、あらゆる複製文化で起きている、この種の問題の政治力学を、CMというジャンルで探った。}, pages = {325--341}, title = {CM作家の場所 : 杉山登志の死と誕生}, volume = {29}, year = {2004} }