@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00006599, author = {徐, 興慶}, journal = {日本研究, NIHON KENKYŪ}, month = {May}, note = {台湾における日本研究は、本来「地域研究」(Area Studies)の一端を構成する。換言すれば台湾における日本研究は、東アジア国際社会研究の重要な環を構成している。それはもとより「日本一国」研究に完結するものではない。東アジア地域内の諸研究と連携し、担うべき相互補完的役割を意識して、台湾だからこそ可能な日本研究の発信が可能となり、世界に開かれた日本研究を目指そうとしている。私たちはそれを通して、日本も含めた世界の日本研究に独自の役割と位置を占めることが可能となる。, 近年、国立台湾大学日本研究センターは世界における日本研究の成果を生かした「国際日本学」の名のもと、台湾固有の文脈を意識した台湾的特色のある「知の集約拠点」の機能を果たすと同時に国際的日本研究の発展を推進している。また台日両国の関連研究機関および東アジアの諸研究機関との連携を促進し、日本研究を国際的に展開する「国際日本学」の構築を目指すことにしている。, 本稿は、台湾における日本研究の現状と問題を踏まえながら、これまで行ってきた国際的日本研究(1)近代東アジアのアポリアを問い返す、(2)「東アジア共同体」を、どう考えるのか、(3)思想史から東アジアを考える、(4)台湾の植民地研究における発展と諸相、(5)「日台アジア未来フォーラム」における知的交流などの実態を述べる。さらに、「国際日本学」、「知の集約拠点」の一つの場として、台湾は如何にして、社会が求める実際の人材育成や教育体制を十分に構築できるのかを思案し、「台湾日本研究連合協会」を結成すると同時に「東アジア日本研究者協議会」との連携、ないし世界の研究者と結集することの実現に向けて可能な方法を試行している。}, pages = {117--130}, title = {<特集 日本研究の過去・現在・未来>世界に開かれた台湾の日本研究}, volume = {55}, year = {2017} }