@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000667, author = {三谷, 憲正}, journal = {日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要}, month = {Mar}, note = {朝鮮王朝末期の王妃「閔妃」は韓国および日本を通じ、これまで多くの資料と作品の中で語られてきた。が、現在一般的に流布している「閔妃」の写真から喚起される<像>をもってしてそれらの資料と作品を読んでいいのだろうか、という疑問がつきまとう。なぜなら、従来「閔妃」の写真、と言われて来たものは、実は別人のものである可能性が高いからである。これまで流布してきた「閔妃の写真」と言われるものは、もともと、「宮中の女官」あるいはそれに準ずる女性を撮ったものだったのではないか、と推測できる。実際不思議なことではあるが、戦前の「閔妃」に言及している日本語文献の資料は「閔妃」の写真は出て来ない。  したがって、戦前までの文学作品を含む文献に登場してくる「閔妃」に関しては、現在流布している”閔妃の写真”をもとに<現在の視点>からそのイメージを喚起することはできない、ということが言えるのではなかろうか。}, pages = {91--110}, title = {「閔妃」試論 : 図像をめぐる一考察}, volume = {27}, year = {2003} }