@book{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00007462, note = {まえがき / 長田俊樹 第Ⅰ部 日本語の起源論から見た日本言語学史 第1章 借用語を中心とした古代の日韓の音韻の対応について / 福井玲 1.1 はじめに 1.2 古代の日韓の音韻の対応に関する先行研究 1.3 河野六郎(1959)による日韓の母音の対応規則 1.4 借用におけるアクセントの対応 1.5 その他の借用語について : 借用の時期と音韻対応に関して 1.6 その他の母音の対応 1.7 結論 第2章 1940年代の日本語系統論 : 「放埓」と「禁欲」のあいだ / 安田敏朗 2.1 はじめに 2.2 日本語系統論の語り方 : 金田一京助と大野晋 2.3 1940年代前半の「放埓」と「禁欲」 2.4 1940年代後半の「放埓」と「禁欲」 2.5 おわりに 第3章 日本語の起源とチベット・ビルマ諸語 : パーカーと西田龍雄の研究 / 林範彦 3.1 はじめに 3.2 チベット・ビルマ諸語について 3.3 C. K. パーカーと日本語系統論の問題 3.4 西田龍雄と日本語系統論の問題 3.5 その他の言説について 3.6 おわりに 第4章 古代朝鮮半島諸言語に関する河野六郎説の整理と濊倭同系の可能性 / 伊藤英人 4.1 本稿の目的 4.2 朝鮮語の系統に関する言及 4.3 河野説中の二つの語に対する私見 4.4 濊倭同系説について 4.5 「高句麗地名」の倭語と韓語 4.6 仮説 第5章 パプア諸語と日本語の源流 / 千田俊太郎 5.1 はじめに 5.2 江実による日本語の源流説まで 5.3 江実の日本語源流さぐり 5.4 江の研究が巻き起こした議論 5.5 終わりに 第Ⅱ部 日本語の比較言語学研究 第6章 日本語アクセントの史的研究と比較方法 / 平子達也 6.1 はじめに 6.2 「東西両アクセント」の歴史的関係について 6.3 服部四郎と金田一春彦の議論 : そのはじまり 6.4 比較方法の適用のあり方をめぐって 6.5 おわりに 第7章 日本言語学史上の言文一致 : 司法界における思想・実践との比較 / 永澤済 7.1 はじめに 7.2 言語学者たちの言文一致 7.3 法学者・裁判官たちの言文一致 7.4 結語 第8章 日本語アクセント史の再建をめざして / 児玉望 8.1 はじめに 8.2 ポリワーノフ 8.3 服部四郎 8.4 結語 第9章 琉球語の起源はどのように語られたか : 琉球語と九州方言の関係を問う / 狩俣繁久 9.1 琉球語の位置 9.2 奈良時代の方言 9.3 語彙からみた九州方言との繫がり 9.4 音韻変化の南北差 9.5 文法形式の南北差 9.6 九州からの2度の移動 9.7 琉球語の起源を如何に探っていくか 第Ⅲ部 日本語起源論にむけた様々なアプローチ 第10章 ゲノムデータと言語データの関係 / 斎藤成也 10.1 はじめに 10.2 印欧語族の場合 10.3 ヤポネシアの言語 10.4 日本語と琉球方言の系統解析 10.5 日本語と琉球語の分岐年代 10.6 東アジア集団のゲノムデータ系統樹と言語との関係 第11章 アイヌ語はどの言語と似ているか : 対照文法の試み / 風間伸次郎 11.1 はじめに 11.2 先行研究 11.3 形態的手法 11.4 品詞 11.5 動詞における文法カテゴリー 11.6 統語論 11.7 結語 11.8 今後の課題 第12章 日本言語学史序説 : 日本語の起源はどのように論じられてきたか / 長田俊樹 12.1 はじめに 12.2 明治時代の言語学 : 言語学の誕生、上田万年とその弟子たち 12.3 大正・昭和戦前期の日本語系統論 : 北方説と南方説 12.4 戦後の日本語系統論 : 安田徳太郎・服部四郎・大野晋 12.5 おわりに あとがき 事項索引 人名索引 言語名索引 執筆者紹介}, publisher = {三省堂}, title = {日本語「起源」論の歴史と展望 : 日本語の起源はどのように論じられてきたか} }