@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000754, author = {シーコラ, ヤン}, journal = {日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要}, month = {Sep}, note = {徳川時代は、ヨーロッパで経済学が独立した学問として登場してきた思想的な激動期に対応している。西洋の思想のある分野――とりわけ自然科学思想――は日本学者に研究され普及してきたが、しかし西洋の政治・経済思想が日本に紹介されることは多かれ少なかれ制約されていた。一方、同時に日本の経済・社会がますます複雑になり、貨幣経済が進展していくにつれて、ヨーロッパの経済学者が考察を深めていったのとよく似た経済現象が形成されていた。  貨幣経済が展開するとともに、米に依存した自給自足経済という概念は次第に崩壊していき、熊沢蕃山を始めとして海保青陵にいたるまでの日本の思想家は市場原理、その作用を分析し、社会秩序に与える影響を議論するようになっていった。本稿は、当時の代表的な思想家を中心に、江戸時代における市場原理の概念、その意識が変化していった主要な流れを検討しているものである。}, pages = {83--94}, title = {江戸時代の経済思想における市場原理の概念についての一考察}, volume = {18}, year = {1998} }