@book{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00007768, note = {音故知新 : 音と耳からの出発 / 細川周平   I 響きを聴く : 認識と思索 1 ちんどん屋の「響き」から考える : 日本と英語圏の音研究/サウンド・スタディーズ / 阿部万里江 2 聞きえないものを聞く : 水面下の音がもたらす知覚と想像力 / 岡崎峻 3 ベトナムの一弦琴「ダンバウ」の音響 : 一つの音の限界から / 昼間賢 4 祭祀芸能における〈音と超越性〉 / 春日聡 [エッセイ] 「古代」の音 / 鈴木聖子   II 聞こえてくる音 1 鈴木鼓村『耳の趣味』を読む / 齋藤桂 2 浅草興行街における小芝居の音 / 土田牧子 3 戦前の騒音問題 : テクノロジーと生活の軋む音 / 細川周平 4 規制管理される音 : 東京と福島 / リチャード・チェンホール, タマラ・コーン, キャロリン・S・スティーヴンズ [エッセイ] 騒音と「法悦境」のあいだに : 山田耕筰の音と耳 / 栫大也   III 戦前期昭和の音響メディア 1 方法としての音 : フィールド・スタジオ録音の「共創的近代」論序説 / 山内文登 2 感性史のなかの戦争 : 音響学者・田口泖三郎にとっての「音と戦争」 / 渡辺裕 3 大大阪のラジオ放送 : 文化と文明のはざまで / 長﨑励朗 [エッセイ] フィールドレコーディング作品とその文脈 / 柳沢英輔   IV 音が作る共同体 1 昭和前期の松沢病院にみる「慰楽」 : 治療と日常のあいだに響く音 / 光平有希 2 旅するオーディエンス : 温泉地の聴取環境考 / 葛西周 3 有線放送電話の声空間 : 秦荘有線放送の場合 / 細馬宏通   V 芸能化の文脈 : ラッパと太鼓 1 信号音から民俗音楽へ : 諏訪地方におけるラッパ文化の生成 / 奥中康人 2 太鼓音楽の伝承と創作 : 小口大八の活動を中心に / 中原ゆかり 3 芸能になる・スポーツになる : 中国龍舞の音をめぐる価値の変容について / 辻本香子 [エッセイ] おわら風の盆の夜を聞く / 長尾洋子   VI 鼓膜の拡張 : 音響テクノロジーの考古学 1 スコット・ド・マルタンヴィルの業績を再検討する / 福田裕大 2 電話は耳の代わりになるか? : 身体の代替性をめぐる音響技術史 / 秋吉康晴 3 拡声器の誕生 : 電気音響技術時代における拡声の技術史と受容史 / 福永健一 4 みずからの「きこえ」 : イヤフォンによる「聴力」と「補聴器」 / 瀬野豪志 [エッセイ] 「口と耳のあいだで」 / 伊藤亜紗 [エッセイ] フィジカル・リスニング : 聞こえない身体による聴取 / 木下知威   VII ステレオの時代 : 聴く、録る、売る 1 見えるものと見えないもの : 初期ステレオ経験の〈語り〉をめぐって / 福田貴成 2 市民による音づくり : 映画評論家、荻昌弘のオーディオ評論 / 金子智太郎 3 「洋楽」をつくる : 一九七〇年代後半国産ディスコの産業と文化 / 輪島裕介 [エッセイ] MDが架橋するメディア技術 / 日高良祐   VIII 物語世界論への挑戦 1 映画にとって「物語世界の音」とはなにか : ヤン・シュヴァンクマイエル『アリス』を例に / 長門洋平 2 ゲームにとって音とはなにか : ダイエジーシス(物語世界)概念をめぐって / 吉田寛   IX サウンドの表現者 1 日本における〈音のある芸術の歴史〉を目指して : 一九五〇~九〇年代の雑誌『美術手帖』を中心に / 中川克志 2 感覚のアート : フルクサスの実践から / 柿沼敏江 3 OFF SITE、ON SITE : 二〇〇〇年代初頭のオルタナティヴ・シーン / 横井一江 [エッセイ] 非アカデミックな日本のアヴァンギャルド・ミュージックの成り立ち / 石橋正二郎 [エッセイ] 即興演奏とアジアの音楽家との交流 / 大友良英   X デジタル・ミュージッキング 1 イメージを移植する耳 : 初期パソコン受容に見るミュージシャンシップの形成 / 谷口文和 2 いつか音楽と呼ばれるもの 試論その二 / 城一裕 3 私たちはもっとうまくできます : ライヴ・コーディングの起源と意味を再考する / 久保田晃弘 [エッセイ] 真夜中の橋の上での出会い : ネットワークミュージックの夜明け 一九七六~一九七九 / ポール・デマリニス   編者あとがき / 細川周平   執筆者プロフィール 人名索引 事項索引}, publisher = {アルテスパブリッシング}, title = {音と耳から考える : 歴史・身体・テクノロジー} }