@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000780, author = {白幡, 洋三郎}, journal = {日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要}, month = {Sep}, note = {従来の日本文化研究は、日常生活からはなれた、しかし日本独特と思われる文化の性格や形成の経緯、またその後の変容の歴史などを、日本という地域内部で起こる現象としてとらえる姿勢で行われてきた。しかし現在のように、交通や情報網の発達によって、さまざまな文化が国境を容易に越えるボーダーレス化が進んでいる時代では、ある文化をその文化圏でのみ考察することはほとんど無意味になっている。誰もが享受している日常の生活文化を対象とし、それが別の文化圏ではどのように受け入れられ、または反発や変形をこうむっているかという需要や拒絶の様相を探ることによって、ある文化の特徴が浮き彫りにされるだろう。日本文化に関しても、その輪郭と特徴を明らかにするには、ほかの文化圏における普及や拒絶といった動態においてとらえる「文明論」的な方法が有効であろう。}, pages = {87--100}, title = {新「日本文化」論 : 序説}, volume = {16}, year = {1997} }