{"created":"2023-05-15T13:50:22.822480+00:00","id":7864,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"dfbae8b3-c93a-4f20-af39-45c4ed99b97b"},"_deposit":{"created_by":3,"id":"7864","owners":[3],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"7864"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00007864","sets":["299:1146"]},"author_link":[],"item_3_description_32":{"attribute_name":"目次","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"序章　満洲国が受け継いだ満洲近代の「遺産」 / 劉建輝\n1 満洲の近代とは\n2 柳条辺と囲場、盟旗制度によって管理された満洲\n3 封禁の解除\n4 内外移民の流入\n5 ｢満洲国」の誕生 : さらなる近代化への継承と統合\n　\n第I部　制度と政策\n第1章　｢満洲」の土地制度と漢人流入 : 満洲国期に作成された調査報告書 / 塚瀬進\n1 問題の所在\n2 これまでの研究史の整理. 土地制度に関する研究, 移民に関する研究, 開墾に関する研究\n3 江夏由樹による土地制度史に関する研究\n4 満洲国期に作成された調査報告書の検討\n5 残された問題\n　\n第2章　｢満洲国」言語政策と国民像 : 「満洲国」政府語学検定試験の影響 / 酒井順一郎\n1 多民族国家「満洲国」の誕生\n2 ｢満洲国」における国語とは\n3 ｢満洲国」政府語学検定試験始動\n4 語学津貼\n5 ｢満洲国」政府語学検定試験実施へ\n6 試験基準と民族差\n7 試験内容分析\n8 従来の日本語教育批判と学校教育への影響\n9 矛盾多き国民像\n　\n第3章　美術とコロニアリズムの葛藤 : 国策としての「満洲国美術展覧会」の成立 / 王確\n1 ｢満洲国美術展覧会」研究の現状\n2 国展命名の植民地的政治学 : 「第一回訪日宣詔記念美術展」から「第一回満洲国美術展覧会」へ\n3 国策と芸術の法制化 : 「第一回満洲国美術展覧会」の持つ植民地的意義\n4 詩学的想像と植民地支配 : 皮肉な結果に陥った美術展\n5 未来志向であるべき植民地の芸術研究\n　\n第4章　｢愛路運動」という宣撫工作 : 満鉄沿線に作られた愛護村と愛護団 / 西原和海\n1 愛路運動とは\n2 運動の創設\n3 愛路課の宣撫工作\n4 運動の「効果」\n　\n第II部　産業と都市\n第5章　中国東北の経済建設と日本の投資 : 炭鉱業・鉄鋼業・電力業の発展 / 陳慈玉\n1 炭鉱業の発展と衰退. 撫順炭鉱, 満洲炭鉱株式会社 : 一九三四～四五年\n2 鋼鉄業の発展と局限. 本渓湖煤鉄有限公司の発展, 鞍山製鉄所の設立と技術の創造, 満洲製鉄株式会社の成立\n3 電力事業の建設. 発展の趨勢, 南満洲電気株式会社, 満洲電業株式会社\n4 東北経済建設の礎\n　\n第6章　満鉄中央試験所による科学技術革新 : 満洲に賭けた三八年の軌跡 / 金子務\n1 プロジェクト研究の集積体として\n2 なぜ満洲で試験研究所なのか : 「付属地」問題\n3 満鉄中試と理研・東京工試との比較\n4 満鉄中試と最盛期の配置\n5 歴代所長人事と研究者異能集団の創出\n6 三期にわたる満鉄中試の研究実績. 〈試験調査時代〉満洲産物の悉皆調査 : 大正二年の産物分析表から, 〈移植工業時代〉, 大豆油のベンジン抽出工業, 大豆油硬化工業, 〈独創工業時代〉満洲荒野に一八企業創出の「勲章」, 軽金属研究、アルミニウムとマグネシウム, 石炭液化の工業化への試み, 頁岩油（シェールオイル）の工業化に成功, 海綿鉄などと撫順製鉄工場\n7 大陸科学院・満洲重工業開発（満業）との微妙な関係\n8 敗戦後の満鉄中試\n　\n第7章　視聴化された満蒙 : 旧満洲で開催された大連勧業博覧会 / 竹村民郎\n1 内国勧業博覧会と大連勧業博覧会との連続・非連続\n2 大連勧業博覧会開催と満蒙統合の理念\n3 満鉄調査課秘密文書にみる満蒙認識\n4 博覧会と日中共生の夢\n5 ラジオという情報装置\n　\n第8章　反転するモダニズム : 租借地大連の都市空間と文化生産 / 劉建輝\n1 大連近代都市空間の成立\n2 モダニズム言語空間の反転\n　\n第9章　満洲都市部の女性と文化教育 : 修養としてのいけ花、茶の湯、礼儀作法 / 小林善帆\n1 本研究の位置づけ\n2 満洲都市部におけるいけ花、茶の湯、礼儀作法の様相\n3 『女性満洲』と戦時下のいけ花、茶の湯、礼儀作法. 満洲におけるいけ花活動, 『女性満洲』にみるいけ花、茶の湯、礼儀作法\n4 満洲文学といけ花. 「東北」のあらすじ, 「東北」の構成といけ花, 北村謙次郎の履歴と文学活動\n5 女学校・高等女学校におけるいけ花、茶の湯、礼儀作法. 満洲に設置された女学校・高等女学校, 学校の概要といけ花、茶の湯、礼儀作法\n6 女性の精神的支柱として\n　\n第10章　｢満洲」で生き延びたロシア系企業 : 哈爾浜の秋林公司 / 井村哲郎\n1 秋林公司の特徴\n2 一九三一年までの秋林公司\n3 満洲国期の秋林商会\n4 満洲国崩壊後のチューリン商会\n5 新中国成立後の秋林\n　\n第III部　文化と文学\n第11章　｢満洲」の秘密結社 : 在家裡訪日団をめぐる日本人の思惑 / 孫江\n1 問題の所在\n2 在家裡認識の変化\n3 在家裡という秩序\n4 在満日本人と在家裡\n5 在家裡訪日団の始末\n　\n第12章　｢満洲」における関内文化情報の受容 : 断絶と連帯 / 岡田英樹\n1 ｢建国」前の東北文壇\n2 ｢満洲国」における関内文化との交流\n3 魯迅と「満洲国」の文学\n4 蕭軍・蕭紅と「満洲国」の文学\n5 ｢全き会同を未来に待つ」\n　\n第13章　白頭山・承徳・ハルハ河畔 : 「満洲国」の文化象徴とその表象 / 稲賀繁美\n1 白頭山\n2 間島問題\n3 熱河作戦\n4 駱駝と五族協和\n5 ハルハ河畔\n6 越境する逃亡者たちの群像\n7 北辺の国境へ\n　\n第14章　泰東書道院による満洲外交 : 鄭孝胥と清浦奎吾の交流を中心に / 松宮貴之\n1 書壇としての泰東書道院について. 日本書道作振会と泰東書道院の系脈について, 泰東書道院の活動とその人員構成\n2 鄭孝胥と日本人書道関係者\n3 雑誌『書道』にみられる満洲記事\n4 泰東書道院に於ける岩村成允と細田謙蔵. 岩村成允について, 岩村成允の書道を介する満洲外交, 細田謙蔵について, 皇帝宣統帝への謁見の意味と画像の効果, 継承される書画の贈答という文人文化, 当時の出版の意義と社会性, 興亜新勢力との確執\n5 清浦奎吾と鄭孝胥との遣り取り. 溥儀との交流, 鄭孝胥との交遊\n6 満洲外交と日満支親善書道展覧会\n7 満洲遺産の断絶と継承をめぐって\n　\n第15章　日本探偵小説にみる大連イメージ : 植民地モダン都市が育んだ想像力 / 柴紅梅, 劉楚婷\n1 日本探偵小説と大連の関係\n2 モダン都市大連が日本探偵小説に与えた影響\n3 大連題材の日本探偵小説\n　\n第16章　｢満系文学」の「暗さ」 : 川端康成による「暗さ」発言への古丁の反論 / 単援朝\n1 ｢暗さ」をめぐる攻防\n2 川端康成の発言から\n3 ｢明さ」あっての「暗さ」\n4 ｢明さ」の本質を見抜いた後\n5 ｢暗さ」をめぐる攻防の広がり\n6 さよなら、「満洲国」\n　\n第17章　哈爾浜の左翼文芸活動 : 金剣嘯を中心に / 平石淑子\n1 作家としての出発\n2 金剣嘯の絵画活動\n3 金剣嘯の演劇活動\n4 脱出する者と残る者\n5 金剣嘯と「未来派」\n　\n第18章　日本時代における満洲朝鮮人文学 : 小説と詩歌にみる移住民の哀歓 / 林容澤\n1 満洲移住の時代区分\n2 小説分野の満洲移住文学\n3 『在満朝鮮詩人集』と『満洲詩人集』考察\n4 満洲朝鮮人文学の二重性と可能性\n　\n第IV部　｢満洲国」の前と後\n第19章　満洲事変から「大東亜戦争」へ : 日本帝国主義の展開と事後解釈 / 鈴木貞美\n1 戦後七五年目の歴史認識. なぜ、いま、「満州国」を問うのか, 煽られたナショナリズム, 日本帝国主義の七段階\n2 日本の満洲進出と中国ナショナリズム. 満洲進出とその背景, 中国ナショナリズムの成長\n3 ｢満洲国」建国をめぐって. 満州事変, 占領から「建国」へ, 「建国」宣言, なぜ、民族協和の旗が立てられたのか, 「協和」の精神のことなど, 国際的孤立へ, 「建国」後の政策, 産業開発五ヵ年計画\n4 ｢東亜協同体」論をめぐって. 日本帝国主義の岐路, 日中戦争, 「東亜新秩序」建設声明, 蠟山政道の理念, 三木清の理念, 近衛声明がもたらしたもの, 一九四〇年代の「満州国」\n5 歴史の事後解釈. 引き裂かれた自己と歴史の事後解釈の諸相, 歴史観の歴史へ\n　\n第20章　日本の国際連盟脱退 : 「満洲国」はなぜ承認されなかったか / 黄自進\n1 大国密室政治を打ち破った経緯\n2 満洲事変の勃発と国際公議. 中日両国の基本的態度, 列強の反応, 国際公議の醸成\n3 理事会での折衝. 日本の出撃, イギリスの同情, 日本の抵抗\n4 連盟総会での論議. 一九国委員会成立の経緯, 日本の連盟脱退\n5 国際公議新社会への展開\n　\n第21章　帝国の終焉 : 自分史と証言集にみる実態 / 山田敬三\n1 十五年戦争の満洲\n2 移民と殖民\n3 日ソ中立条約の破棄と棄民\n4 自分史と証言集\n5 通化事件\n6 方正地区日本人公墓\n7 ソ連兵の暴行と略奪\n8 戦争文学\n9 集団自決\n10 葛根廟事件\n11 留用と残留\n12 帝国の終焉\n　\n第22章　｢満洲国」崩壊直後の文学雑誌 : 『東北文学』が巻き起こした波紋 / 岸陽子\n1 混迷の中から\n2 創刊号の誕生\n3 姚遠「東北十四年来の小説と小説人」にみる「満洲国」小説の概観\n4 創刊号の小説「血族」批判をめぐって\n5 甦る言葉たち\n　\nあとがき\n人名・事項索引","subitem_description_type":"Other"}]},"item_3_publisher_33":{"attribute_name":"出版者","attribute_value_mlt":[{"subitem_publisher":"ミネルヴァ書房"}]},"item_3_record_name_64":{"attribute_name":"図書名","attribute_value_mlt":[{"subitem_record_name":"「満洲」という遺産 : その経験と教訓"}]},"item_3_relation_41":{"attribute_name":"シリーズ","attribute_value_mlt":[{"subitem_relation_name":[{"subitem_relation_name_text":"共同研究報告書 ; 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