@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000895, author = {小野, 芳彦}, journal = {日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要}, month = {Mar}, note = {宗門改帳をパソコンで入力するためのシステムを開発した。このシステムは古文書の専門家ではあるがコンピュータには素人であるユーザーに最大限の援助をすることを目的としている。  仕様作成に当たって、既存のシステムである速水融氏のBDS方式、および川口洋氏のDANJURO方式を比較し、両者の長所を取り入れた設計とした。  本システムは、表計算言語であるマイクロソフト・エクセルとマッキントッシュ・ユーザーインタフェースという二つのシステムをベースに、エクセルのマクロ言語でプログラミングされている。  宗門改帳という戸籍のデータを集計する上で、二次元(個人の次元と時間の次元)を持つ行計算の機能は特に都合がよい。さらに、面倒になりがちな画面上の操作も、マクロ機能で複数操作をコマンドにすることができ、単純にして誤りにくいものとすることができる。いくつかのデータは、周りのデータから計算させることができ、その場合は単に確認するだけで良くなる。さらに、単純な数値だけでなく、歴史的データを対象とする計算マクロも開発した。その中には、たとえば、和暦年号、親族名称、襲名などがある。  エクセルにはマッキントッシュのユーザーインタフェースを直に呼び出す機能がある。本システムは、それを利用して、データシートの初期化から統計のための集計までのすべての操作をマウスと少量のキーボード打鍵で実行できるようにしているのが特長である。}, pages = {165--182}, title = {文化系の計算機利用II : データ入力のユーザーインタフェース(歴史人口学の場合)}, volume = {8}, year = {1993} }