@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000918, author = {佐藤, 知己}, journal = {日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要}, month = {Oct}, note = {本稿では、主に以下の三つの点を指摘したい。  A 話し手や聞き手に言及する形式に関して言えば、アイヌ語は、いわゆるヨーロッパの諸言語で知られているような人称表示体系と、日本語にみられるような自称詞、対称詞の体系を合わせ持つ、混合型の言語である。  B 親族同士の呼称に関して言えば、アイヌ語は日本語と異なり、目上と目下を分ける一本の線では体系をうまく説明できず、自己と自己より下の世代を分ける、もう一本の線を必要とする。  C アイヌ語では妻が夫に言及する際、通常、敬称の形式が用いられるが、ここではAで述べたアイヌ語の混合性がはっきり現れ、性格の異なるいくつかの形式が機能を分担し合う形で混在する。}, pages = {89--104}, title = {アイヌ語千歳方言における自称詞と対称詞について}, volume = {5}, year = {1991} }