@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000956, author = {山折, 哲雄}, journal = {日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要}, month = {May}, note = {折口信夫は、日本の文学や芸能における基本的な方法が、先行する文学や芸能の形式を模倣するところにあると考え、それを「もどき」の方法と称した。「もどき」という術語には「真似る」という意味と「抵抗する」という意味の両義性があるとかれはいう。模倣しつつ批評するというように解釈してもいいだろう。和歌文学における「本歌取り」も謡曲「翁」における三番叟の演出も、みなこの「もどき」の方法にもとづいているのである。したがってもしもギリシアの芸術が「自然の模倣」であったとするならば、日本の芸術は「芸術の模倣」から成り立っていたといえるかもしれない。}, pages = {97--105}, title = {<研究ノート>方法としての「もどき」 : 折口信夫の場合}, volume = {1}, year = {1989} }