@article{oai:nichibun.repo.nii.ac.jp:00000959, author = {早川, 聞多}, journal = {日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要}, month = {May}, note = {この論文の主題は、詩人(俳人)でもあり画家でもあった与謝蕪村(一七一六~一七八三)が「俗なるもの」を重視し、かつその中で生きたことを論証し、さうした生き方が彼の宗教的な悟りに由来するのではないか、といふことを論じる。  第一章では、蕪村の俳諧における態度、特に彼が尊敬した松尾芭蕉(一六四四~一六九四)との微妙な距離の取り方を追ひ、第二章では、文人画家と言はれてゐる蕪村が本来の文人画家に反するやうな態度を取り続けたことを追ふ。  最後に、彼の「俗」への傾斜の原因が、伝来の仏教を最も日本化したと言はれる親鸞(一一七三~一二六二)への親近感に由来するのではないかといふことを述べ、日本人の最終的・理想的な生き方として、「親鸞的なるもの」が底流しているのではないか、といふことを提示したい。}, pages = {151--163}, title = {蕪村の親鸞}, volume = {1}, year = {1989} }