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  1. 日本研究
  2. 第62集

<研究論文>近代日本における「人格」の意味 : 修養と陽明学の関係性から

https://doi.org/10.15055/00007638
https://doi.org/10.15055/00007638
33abb27f-1e97-43e5-a388-1f302add7e80
名前 / ファイル ライセンス アクション
nike_062_111.pdf nike_062_111.pdf (1.3 MB)
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2021-03-30
タイトル
タイトル <研究論文>近代日本における「人格」の意味 : 修養と陽明学の関係性から
言語 ja
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
資源タイプ departmental bulletin paper
ID登録
ID登録 10.15055/00007638
ID登録タイプ JaLC
著者 山村, 奨

× 山村, 奨

WEKO 23706

ja 山村, 奨

Search repository
著者別名
識別子Scheme WEKO
識別子 23707
姓名 YAMAMURA, Shō
言語 en
抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 近代日本において「人格」という言葉にどのような意味が与えられたのかという点と、その影響について論じる。まず1912年に出版された『英独仏和字彙』において、Personificationという言葉に「人格化」という訳語があてられたことに対して、この言葉にどのような意味が想定されていたのかを考察する。その際、特に『英独仏和字彙』の編者である井上哲次郎と中島力造の主張を参照する。「人格化」は一般的に、「擬人化」と同様の意味で用いられている。しかし、中島の考える人格は、人間に元来ある「人格になる萌芽」、種のようなものであり、育てていくべきものである。さらに中島は、人格を自ら変化させ、よりよい状態にしていくことを主張する。中島にとって人格は道徳的な意味を含んでおり、向上させていくものである。それは井上にとっても同様であり、この点から、井上と中島らがあてた「人格化」の訳語には、よりよい状態への変化の意味があると考えられる。
 中島は人格の向上のために修養を求めたが、続いて、近代日本における修養の考え方について、陽明学との関連で考察した。明治期には時代的な影響から、陽明学による精神修養を国家主義に援用する向きもあり、本論文では吉本襄や東敬治を紹介した。それに対して亘理章三郎は、陽明学によって「人格修養上の教訓」を得ようとしている点が、特徴的である。亘理には、中島や井上が人格に道徳的な意味を持たせて、その向上を求めた人格観と共通の要素がある。
 最後に、安岡正篤の陽明学観を取り上げた。安岡は『王陽明研究』の中で「人格」を重視する姿勢を見せる。それを井上哲次郎の影響とする研究もあるが、本論文では安岡が特に参考文献として書名を挙げている高瀬武次郎や亘理章三郎の影響について言及した。安岡は近代日本の学術をまっとうに吸収し、陽明学が内面の修養に援用できることを主張していた。
言語 ja
書誌情報 ja : 日本研究
en : NIHON KENKYŪ

巻 62, p. 111-130, 発行日 2021-03-31
ISSN
収録物識別子タイプ EISSN
収録物識別子 24343110
ISSN
収録物識別子タイプ PISSN
収録物識別子 09150900
書誌レコードID
収録物識別子タイプ NCID
収録物識別子 AN10088118
著者版フラグ
出版タイプ VoR
出版タイプResource http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85
その他の言語のタイトル
その他のタイトル The Meaning of “Personality” in Modern Japan : From the relationship between cultivation and Yangmingism
言語 en
出版者
出版者 国際日本文化研究センター
言語 ja
出版者
出版者 International Research Center for Japanese Studies
言語 en
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 中島力造
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 井上哲次郎
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 人格実現説
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 T・H・グリーン
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 陽明学
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 高瀬武次郎
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 修養
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 亘理章三郎
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 三宅雪嶺
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 安岡正篤
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 Nakajima Rikizō
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 Inoue Tetsujirō
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 Character Realization Theory
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 T. H. Green
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 Yang Ming Studies
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 Takase Takejirō
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 cultivation of the mind
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 Watari Shōzaburō
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 Miyake Setsurei
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 Yasuoka Masahiro
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