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  1. Team Research Report
  2. 民謡からみた世界音楽 : うたの地脈を探る

民謡からみた世界音楽 : うたの地脈を探る

https://nichibun.repo.nii.ac.jp/records/5819
https://nichibun.repo.nii.ac.jp/records/5819
5e10902b-b553-40cc-a480-df355bfc5996
Item type 図書 / Book(1)
PubDate 2015-12-19
Title
Title 民謡からみた世界音楽 : うたの地脈を探る
Language ja
Language
Language jpn
Resource Type
Resource Type Identifier http://purl.org/coar/resource_type/c_2f33
Resource Type book
Access Right
Access Rights metadata only access
Access Rights URI http://purl.org/coar/access_right/c_14cb
出版年月日
Date 2012-03
Date Type Issued
ISBN
Relation Type isIdenticalTo
Identifier Type ISBN
Related Identifier 9784623061501
目次
Description Type TableOfContents
Description 序章 うたに脈あり : 民謡の通文化的研究に向けて / 細川 周平
1   民謡、この面妖なもの
2   もうひとつのあらすじ

第I部 民謡を考える : 概念の形成史

第1章 黎明期の民謡収集・研究とヘルダーの「民」の概念 / 阪井 葉子
1   ヘルダーの民謡論と「民」の概念
    「無学で感覚的な民」 : 古い歌謡へのまなざし
   「野生の民」 : はるかな土地へのまなざし
    社会的な距離からみた民
2   批判者ニコライ
3   ロマン主義化された「民」の概念 : アルニム、ブレンターノとグリム兄弟
4   「民」概念の変容と第二次大戦後のヘルダー評価

第2章 インドにおける「フォーク」概念の変遷と特徴 / 井上 貴子
1   インドの言語政策と「フォーク」概念
2   サンスクリット語の音楽理論書の記述
3   英領期における「フォーク」概念の導入
4   独立後の「フォーク」概念と対応する現地語
   ヒンディー語の場合、タミル語の場合
5   独立後の「フォーク」の定義と芸能の分類
6   「フォーク」概念の地域性と政治性

第3章 憂鬱の系譜 : 黒人コミュニティ向けの定期刊行物にみる「ブルース」の変遷 / 大和田 俊之
1   憂鬱の研究史
2   憂鬱の病理学
3   憂鬱の音楽学
4   憂鬱のモダニティ

第4章 ローマックス父子の活動 : 「民謡」から「歌唱様式」へ / 柿沼 敏江
1   初期の民謡研究における「民謡」概念
2   カウボーイ・ソングと黒人の歌
3   ニューディール時代と『我らが歌の国』
4   歌唱様式へ
5   「オーセンティシティ」再考に向けて

第5章 柳田民謡論の可能性 : 歌の発生とその伝承の「場」をめぐって / 武田 俊輔
1   メディア論としての柳田民謡論
2   1920~30年代における「民謡」とメディアの位相
3   「流行唄」と「民謡」と : 民謡の「新しさ」と表現の自発性
4   「民謡」生成の「場」 : 発生のメカニズムとオーディエンス論
5   メディアの重層性と「場」への考察

第6章 兼常清佐の民謡論を読む / 藤田 隆則
1   日本音楽研究者としての兼常清佐
2   兼常の民謡研究
    兼常の生涯、第二期、第四期、民謡研究の最終地点、博士論文の概要
3   民謡旋律のモデル化
   民謡の旋律、基本の三音、基本の三音からの下行と上行
    無造作かつ冗長?、基本の三音から展開するパターン
   曲としての形式、第二句目類別の含意、基本の三音の射程
4   シラブル間緩急処理
    言語への自己規制、言葉と歌の調和
   言葉の意味がわからなくなる原因、シラブル間緩急処理
    具体的観察と対照の方法
5   兼常の民謡観
   言語の一種としての民謡、名もない草花としての民謡

第7章 『日本民謡大観』前夜 : 町田嘉章の初期の民謡調査 / 島添 貴美子
1   町田嘉章と民謡
2   町田の民謡調査
   民謡の「採集」、採集手帳にみる現地調査
3   『日本民謡集成』にみる資料の整理と分析
    『集成』の目的、柳田民謡分類案の修正、名称の付け替え
   面としての仕事歌の分布

第8章 統合する「民謡」、抵抗する「民謡」 : 南北朝鮮における「民謡」概念の相違をめぐって / 林 慶花
1   民族を結ぶ「民謡」という幻想
2   「民謡」概念の導入
3   新しい「民謡」創出をめぐる南北朝鮮の歩み
4   抵抗の記憶を蘇らせる : 1980年代の韓国における民衆歌謡運動

第Ⅱ部 民謡を伝える : メディアの役割

第9章 ホールでうたう : 大正期における演唱空間の拡大と民謡の位置 / 長尾 洋子
1   はじめての全国民謡大会
2   ホールへの視座
3   寄席から劇場へ : 安来節
4   神田の青年会館、錦輝館、和強楽堂
    追分節の東京進出
   後藤桃水による「準備工作」 : 追分節から民謡の普及へ
5   ホールの効用

第10章 沖縄音楽レコードにおける〈媒介者〉の機能 : 1930年代・日本コロムビア制作のSP盤を対象として / 高橋 美樹
1    近代沖縄音楽の録音と〈媒介者〉
2    レコード会社との媒介
    沖縄音楽レコード制作の経緯、録音された沖縄音楽の主なジャンル
3    歌手・演奏家との媒介
4    日本コロムビアのレコード制作
     1930年代~40年代における制作活動、レコード制作システム
5    媒介者としての喜舎場永珣
6    沖縄音楽レコードの歴史的意義

第11章 かっぽれ百態 / 竹内 有一
1    「かっぽれ」への視座
2    「かっぽれ」の原拠は何か
     和歌山民謡との関連性、近世の俗謡(はやり歌)との関連性
3    「かっぽれ」の完成まで
     大道芸で「暢気社会を驚かせてやらう」、大道芸から大芝居へ
     九代目團十郎の「かっぽれ」 : 歌舞伎台本からわかること
    レコード吹き込み : 梅坊主の十八番から伝承芸へ
4    流転する「かっぽれ」
     陸軍による編曲と吹奏楽、国葬の「かっぽれ」 : 選曲は正しかった!?
    さらなる国境へ、五線譜出版
     もうひとつの「かっぽれ」 : シーボルトのBoo-su-ni kappore
5    「かっぽれ」の精神 : 「フラメンコかっぽれ」に継承されたもの

第12章 ハワイの盆踊り歌 : 日系ディアスポラ文化としての民謡の形成 / 早稲田 みな子
1    ハワイの盆踊りの歴史
2    ハワイ「福島音頭」の変容
    ホノルルの「福島音頭」=「相馬盆唄」=シティー・スタイル
     エヴァとマウイの「福島音頭」=プランテーション・スタイル=「福島盆踊り唄」(?)
3    ハワイ「岩国音頭」の変容
    日本の「岩国音頭」のレパートリー
     ハワイの「岩国音頭」のレパートリー
    ハワイの「岩国音頭」に残る古い特徴
4    ホームとつながりつつ変化するディアスポラ文化

第13章 ハワイ日系人の「ホレホレ節」 : ハリー・ウラタの取り組みと影響 / 中原 ゆかり
1    「ホレホレ節」の復活とハリー・ウラタ
2    「ホレホレ節」との出会い
3    旋律への興味と保存への意欲
4    正調「ホレホレ節」へ
5    うたわれる「ホレホレ節」
6    「ホレホレ節」復活の意味

第14章 歌の実践にみられる「田舎」の創造 : キューバのプント・グァヒーロをめぐって / 倉田 量介
1    キューバの民謡
2    「農民音楽」とは
     種類、楽器、演奏の目的、録音メディアおよび放送メディア
3    「農民音楽」の実践者
4    現地の民族学者による「農民音楽」の解釈をめぐる考察
5    「農民音楽」を取り巻く今日の環境

第15章 ベネズエラ民謡「ホローポ」の創造 : 知識人と民衆知 / 石橋 純
1    「民謡」以前 : ファンダンゴへのまなざし
2    「ベネズエラ民謡」ホローポの誕生
3    ホローポの民衆知
    楽器編成、和声循環の型と即興演奏、ノリの裏表とその転換
4    「本物」のホローポ発見と大衆音楽化
     大衆音楽ジャンルとしての「民謡」の成立、民謡ブームの寵児たち
    都市教養層とホローポ
5    民衆文化をめぐる価値転換
     新しい歌と都市弦楽、ノリの客体化
6    民衆文化と都会人

第16章 「ダニー・ボーイ」は戦争に行った : 歌から立ちあがってくる物語 / 森 博史
1    曲名不詳のメロディから「ロンドンデリー・エア」へ
    「曲名不詳」のメロディ
     アイルランド系文化人と「ロンドンデリー・エア」
    イギリス音楽界における「ロンドンデリー・エア」
     曲の出自に対する疑問と探求
2    「ダニー・ボーイ」とその作詞者ウェザリー
    「ダニー・ボーイ」という詩作品、歌詞に見られるふたつの要素
     失われた第三スタンザ?、バラッドの継承者
3    合衆国における「ダニー・ボーイ」
    歌手のシューマン=ハインク
     自由公債販促キャンペーン(Liberty Bond Campaign)
    「兵士の母」(Soldier's Mother)
4    映画『ダニー・ボーイ』と戦争がつくりあげる物語

第Ⅲ部 民謡をつくる : 創作と編曲

第17章 19世紀ブダペストの「民謡」 / 横井 雅子
1    “まちがって民謡とみなされていた”歌
2    当時の“民謡”をめぐって : 19世紀における民謡集を手がかりに
3    多様な都市住民のための娯楽と“民謡”
     ブダペストの市民たち、新たに市民が欲した“民謡”
4    人々が“民謡”に求めたもの

第18章 バルトーク『子供のために』をめぐって / 伊東 信宏
1    『子供のために』の位置
2    『子供のために』の成立と版
3    以前の編曲との比較
4    第Ⅱ巻第34番「葬送」
5    その後の民謡編曲作品

第19章 どうして沖縄ふうなんだろう : 英系米民謡の旋律変形 / 三井 徹
1    沖縄的音階版「プリティ・ホリー」の譜面
2    沖縄的音階版の間接音源
3    1927年のB. F. シェルトン版
4    1937年のE. C. ボール版
5    シェルトン版とボール版の比較

第20章 〈民謡〉から流行歌へ : タイのラムウォン歌を中心に / 松村 洋
1    タイ歌謡
    王都の歌・地方の歌、プレーン・タイ・サーコン
2    ラムウォンの誕生
     ラムトーンからラムウォンへ
    ピブーンソンクラーム政権のワッタナタム政策、ラムウォンの近代性
3    流行歌とラムウォン
     広報局洋楽団、ルークトゥン歌謡に流れ込んだラムウォン
4    近代化と伝統歌謡

第21章 ジャズ民謡の系譜 : 忘れられた雑種音楽 / 細川 周平
1    いつもの、それとも新奇な組み合わせ?
2    鳥取春陽 : 道頓堀でジャズる
3    服部良一と門下生 : スウィング編曲の完成
4    杉井幸一 : ジャズもタンゴも乗り越えて
5    ジャズ民謡をめぐって
6    戦後の流れ : 海外ジャズ界との接触
7    民族性と陳腐性
8    間歇的・発展的継承
9    ジャズと民謡の収斂と離散

第22章 三橋美智也とうたごえ運動 : 昭和30年代における「民謡」の地位 / 輪島 裕介
1    民謡は戦後に隆盛した?
2    三橋美智也の民謡調流行歌
    民謡的歌唱法・「望郷」モチーフ・「勤労学生」イメージ
3    左派・進歩派による流行歌批判と肯定的民謡観
     「俗悪文化」としての「日本調」歌謡、左派・進歩派の「民謡」概念
4    三橋美智也の民謡観
5    「民謡」の拡散
    ジャズ/ポピュラーのレパートリーとしての「民謡」
     三橋美智也「達者でナ」(1960年)
    「民謡の時代」としての昭和30年代

第23章 三輪眞弘「東の唄」と「ありえたかもしれない民謡」の虚実 / 岡田 暁生
1    三輪眞弘と「フィクション」
2    柴田理論とアルゴリズム
3    「東の唄」と「日本民謡」の換骨奪胎
4    「ありえたかもしれない」から「ある」へ

あとがき / 細川 周平

事項索引

人名索引

執筆者紹介
Language ja
出版者
Publisher ミネルヴァ書房
Language ja
編者
Contributor Type Editor
Name 細川, 周平
Language ja
シリーズ
Relation Type isPartOf
Language ja
Related Title 共同研究報告書 ; 98
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Ver.1 2023-05-15 14:53:34.570263
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