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  1. 日本研究
  2. 第26集 - 〈特集〉シンポジウム 近代東アジアの美術史学、建築史学、考古学の成立 : 文化財行政とその周辺

二〇世紀前半期におけるアンコール遺跡の考古学と仏領インドシナの植民地政策

https://doi.org/10.15055/00000672
https://doi.org/10.15055/00000672
0e6185fa-c2be-4525-95a6-7a52cf1ac402
名前 / ファイル ライセンス アクション
nk26006.pdf nk26006.pdf (29.8 MB)
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2011-04-27
タイトル
タイトル 二〇世紀前半期におけるアンコール遺跡の考古学と仏領インドシナの植民地政策
言語 ja
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
資源タイプ departmental bulletin paper
ID登録
ID登録 10.15055/00000672
ID登録タイプ JaLC
著者 藤原, 貞朗

× 藤原, 貞朗

WEKO 19156

ja 藤原, 貞朗

Search repository
著者別名
識別子Scheme WEKO
識別子 19157
姓名 FUJIHARA, Sadao
言語 en
抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 一八九八年にサイゴンに組織され、一八九九年、名称を改めて、ハノイに恒久的機関として設立されたフランス極東学院は、二〇世紀前半期、アンコール遺跡の考古学調査と保存活動を独占的に行った。学術的には多大な貢献をしたとはいえ、学院の活動には、当時インドシナを植民地支配していたフランスの政治的な理念が強く反映されていた。
 一八九三年にフランス領インドシナ連邦を形成し、世界第二の植民地大国となったフランスは、国際的に、政治、経済および軍事的役割の重要性を誇示した。極東学院は、この政治的威信を、いわば、学術レベルで表現した。とりわけ、活動の中心となったアンコールの考古学は、フランスが「極東」に介入し、「堕落」したアジアを復興する象徴として、利用されることとなった。学院は、考古学を含む学術活動が、「植民地学」として、政治的貢献をなしうるものと確信していたのである。しかし、植民地経営が困難となった一九二〇年代以降、学院は、学術的活動の逸脱を繰り返すようになる。たとえば、学院は、調査費用を捻出するために、一九二三年より、アンコール古美術品の販売を開始する。「歴史的にも、美術的にも、二級品」を、国内外の美術愛好者やニューヨークのメトロポリタン美術館などの欧米美術館に販売したのである。また、第二次大戦中の一九四三年、学院と日本との間で「古美術品交換」が行われ、学院から、東京帝室博物館に、「総計八トン、二三箱のカンボジア美術品」が贈られるのである。いわば、政治的な「貢ぎ物」として、日本にカンボジアの古美術品が供されるかたちとなった。
 アンコールの考古学は、フランスの政治的威信の高揚とともに立ち上げられ、その失墜とともに逸脱の道を歩む。具体的な解決策を持たないまま一九五〇年代まで継続された植民地政策のご都合主義に、翻弄される運命にあったのである。アンコール遺跡の考古学の理念が、「過去の蘇生」の代償として「現在の破壊」を引き起こしてきたこと、アンコール考古学の国際的な成熟が、現地に多大な喪失を強いたという歴史的事実を確認したい。再び、アンコール遺跡群の保存活動が開始された現在、この歴史的事実を確認する意義はきわめて大きい。
言語 ja
書誌情報 ja : 日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要

巻 26, p. 221-253, 発行日 2002-12-20
ISSN
収録物識別子タイプ EISSN
収録物識別子 24343110
ISSN
収録物識別子タイプ PISSN
収録物識別子 09150900
書誌レコードID
収録物識別子タイプ NCID
収録物識別子 AN10088118
著者版フラグ
出版タイプ VoR
出版タイプResource http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85
その他の言語のタイトル
その他のタイトル Archaeology of the Angkor remains and Colonialism of the French Indochina in first half of the 20th century
言語 en
出版者
出版者 国際日本文化研究センター
言語 ja
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 カンボジア
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 考古学
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 アンコール・ワット
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 二〇世紀
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 植民地主義
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 考古学と政治
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 フランス極東学院(一八九九~)
キーワード
言語 ja
主題Scheme Other
主題 文化財保護
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Ver.1 2023-05-15 15:24:51.447639
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藤原, 貞朗, 2002, 二〇世紀前半期におけるアンコール遺跡の考古学と仏領インドシナの植民地政策: 国際日本文化研究センター, 221–253 p.

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