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<研究論文>散らし書きの構図論
https://doi.org/10.15055/00007808
https://doi.org/10.15055/00007808c507c3a9-93d9-4ada-a3c8-9183954aea1c
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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![]() |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2022-03-28 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | <研究論文>散らし書きの構図論 | |||||
言語 | ja | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ID登録 | ||||||
ID登録 | 10.15055/00007808 | |||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||
著者 |
平田, 光彦
× 平田, 光彦 |
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著者別名 | ||||||
識別子Scheme | WEKO | |||||
識別子 | 23092 | |||||
姓名 | HIRATA, Mitsuhiko | |||||
言語 | en | |||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 本研究は、仮名の「散らし書き」の二次元的構成を構図によって把握し、分析する方法を提示するものである。散らし書きは平安時代に生起した表現であり、各行の文字の書き出し(行頭)と書き終わり(行脚)の位置、行の長さ、行と行との間隔(行間)等に変化がつけられた書き振りのことである。 仮名の空間は、線や字形、線や文字の連続による流れ、墨量の変化、散らし書きなどの目に見える造形に加えて、流れの切断や行と行との関係などから生じる「間」や響きといった感覚的な所与などが、時間の推移を伴いながら相互に関連して構成されている。本研究の対象とする散らし書きは、仮名の美を構成するこれら諸要素のうち、空間の意匠性にもっとも関与するものである。 散らし書きによる空間の二次元的構成については鎌倉以降の書論や今日の解説書などに論じられてきた。それらの視点は、自然の景観を型によって教示したものや、散らし書きによって形成される行頭行脚のアウトラインを用いた形式的な分類、あるいは書写空間を図形によって提示する等の方法で実践の工夫へと結びつけようとするものであった。 本研究では、まずこれら従来の散らし書き論について、各論の要点を抽出して捉え直し、理論的な流れを把握した。続けて新しい散らし書きの理論として補助線を用いた構図法を提案し、実際の古筆を用いた分析をおこなった。研究の題材には、平安古筆を代表する散らし書きの名品である「寸松庵色紙」と「継色紙」、そして『古今和歌集』の完本として伝存し、冊子本の展開から意匠性に富んだ散らし書きが観察できる「元永本古今集」を選定した。補助線を用いた分析によって、紙面に潜在する行と行との関係や視線の流れが可視化され、空間の変化と統一を形成する具体的要因や、書き手が散らし書きにあたって感覚的に見定めていたものを客観的に推察することができた。従来の理論とは異なる視点から散らし書きの構成を読み解くこの構図法は、仮名表現の研究や創作、およびその教育や指導場面において有効に活用できるものであり、仮名の構図論に新たな地平をもたらすことが期待される。 |
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言語 | ja | |||||
bibliographic_information |
ja : 日本研究 en : NIHON KENKYŪ 巻 64, p. 9-50, 発行日 2022-03-31 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | EISSN | |||||
収録物識別子 | 24343110 | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||
収録物識別子 | 09150900 | |||||
item_5_source_id_10 | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AN10088118 | |||||
出版タイプ | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||
その他の言語のタイトル | ||||||
その他のタイトル | A Composition Theory for Chirashigaki | |||||
言語 | en | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | 国際日本文化研究センター | |||||
言語 | ja | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | International Research Center for Japanese Studies | |||||
言語 | en | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 仮名表現 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 散らし書き | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 二次元的構成 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 意匠性 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 構図法 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 補助線 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 空間分析 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 視線 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 感受 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 書論 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 型 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | Kana expressions | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | chirashigaki | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | two-dimensional structure | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | design | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | composition method | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | auxiliary lines | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | spatial analysis | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | gaze | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | sensitivity | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | calligraphy theory | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | pattern |